債務整理はデメリットがしっかりとある救済措置です。

債務整理とは自己破産や任意整理など全部で４つの方法がありそれぞれ借金をして首が回らなくなってしまった人のための救済措置とも呼べるありがたいものです。

しかし債務整理をすると様々なデメリットをすることがありますので、簡単に行っていいものであるかと言えばそういう訳でもありません。

行う際にはデメリットを知ったうえで行いましょう。

債務整理には自己破産や任意整理、個人再生に過払い金請求など４つの方法があります。

ですがどの債務整理も実行してしまうと、その後お金の借り入れを行うことは難しいと言えます。

まず過払い金請求に関して言えば特定の金融会社に対して払いすぎていた分の金利を返してもらうというメリットがありますが、間違いなく金融業者からすれば“ふざんけんじゃねぇぞ”って心の中で思っているはずなので、一生その業者からの借り入れをすることはできなくなるでしょう。


他の３つに関しては債務整理をした情報が信用情報機関に載ってしまうために、債務整理後恐らく最低でも3年～5年間くらいはお金の借り入れを行うことはできなくなると言えます。

ですので債務整理をするということは、これからはお金を借りずに生きていきますという証明のようなものになってしまうわけです。

自己破産と個人再生に関しては裁判を通して行う債務整理ということもありもっと大きなデメリットがあります。

まず自己破産に関してはもっともでかい債務整理で、負債をすべて取っ払うことができてしまいます。

しかし10年間の借り入れが行えない他、原則20万円以上の財産は全て没収されてしまいます。

さらに半年間ほど職業につけなくなるというデメリットもあります。


つぎに個人再生に関して言うとこちらも10年くらいは借り入れが行えません。

さらに債務整理の中でも一番複雑な手続きになりますので手間と時間が多くかかってしまいます。


この二つに関してはどちらも官報という国が発行している紙に名前が載ってしまいますので、どう頑張ってもお金をその後借りようと思っても不可能と言えるでしょう。

ただ官報は一般人が見ることはあまりないと思いますので安心してください。

債務整理と一概に言っても４つの種類がありますのでそれぞれ様々な特徴を持っています。

任意整理や過払い金請求に関しては弁護士さんと金融会社が直接やりとりをしてくれますので、他人ばれることはありませんし多少のデメリットがあるくらいですので、借金に困っている人は相談をしてみてもいいかもしれません。

しかし自己破産や個人再生は社会的なデメリットが大きくありますので本当に最後の策として考えてください。

なるべく回避する方法を考えつつ、それでも無理な場合は相談をするくらいの感覚で行いましょう。


債務整理をしなくてもいいように借り入れや住宅ローンなどの借金はしっかりと計画的に行いましょう。