債務整理をした人も住宅ローンを組むことは可能です！

債務整理をしたことがある人が住宅ローンを組めるかどうかと言われれば、一定の条件をクリアしていれば組める可能性があります。

住宅ローンが審査をする際にはどのようなところを見ているのか、債務整理をすると住宅ローンを組むにあたってどのような影響があるのかを検討していくことでその理由がわかります。

債務整理をした人が住宅ローンの審査に通るのかどうかを検討していくためにまずは住宅ローンの審査がどのよう点を見ているかを確認していきたいと思います。

ローンの申請を受けた金融機関が審査の基準にするのは以下の3点です。

１：申込者本人の年収がいくらか
２：勤務先はどのようなところか
３：本人の信用情報に問題がないかどうか

以上の3点を軸に審査を進めていくことになります。

そもそも年収がない人や仕事をしていない人が家を購入すること自体が難しい話ですので、1と２に関してはそこまで関係のない話ですね。

注目していきたいのは3の本人の信用情報に問題がないかどうかという点です。

この部分が債務整理と大きな関係を生んできます。


債務整理には任意整理・特定調停・個人再生・自己破産などの処置があり、それぞれ借金を減らすためにするものですよね。

この４つの処置どれかを取った際には、いずれにしても信用情報に債務整理をした記録が残ります。

世間的に言うとブラックリストに載ってしまっている状態になってしまうのです。

先ほども言ったように住宅ローンでは信用情報を必ず確認することになりますので、間違いなくそこに問題があった場合には借り入れを行うことはできなくなってしまうと言えるでしょう。

冒頭にも言ったように債務整理をした人が住宅ローンを受けることが出来る可能性はあります。

債務整理を受けた場合にはいずれにせよ信用情報に傷がつくと先ほど言いましたが、これはある一定の期間がたつと消えることになっています。

任意整理や特定調停の場合には5年～7年くらいで消えると言われており、個人再生や自己破産に関しては10年程度で消えると言われています。

実際この期間に明確な期限はありませんので、人によって変わってくることがあると思います。

ですので、もし債務整理をした人間が住宅ローンを組みたい場合には、この期間を終えて信用情報が消えた場合に限り受けられる可能性があると言えます。

信用情報がどのようになっているのかを確認したい場合には開示を求めることで確認することができますので、期間が終わっているだろうと思って、ローンの審査を受ける前にまずは開示をして問題がないかどうかを確認してからのほうが無難であると言えます。

もしこのことを知らずに債務整理をした人が住宅ローンの審査を受けて一度落ちてしまっていたとしても、信用情報が問題で審査に落ちてしまっていた場合には、傷が消えた段階でもう一度受ければ審査に通る可能性も十分にありますので諦めなくても大丈夫です。

また一つのコツとして債務整理をした金融機関の住宅ローンを受けた場合には通らない可能性が大です。

もし住宅ローンを受ける場合には、借金問題を抱えていたところではなく違う場所での申し込みをしたほうが通る可能性があると言えます。

債務整理を受けてから間もない人は基本的に住宅ローンを組みのは難しいと言えますが、もし時間が結構経っている場合にはまずは信用情報の開示を申請してみてください。

その内容に問題がなければ住宅ローンを受けることも可能だと思われますので、問題を起こしてしまった金融機関ではないところで審査の申請をしてみてはいかがでしょうか？