ギャンブルによる借金の債務整理

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ギャンブルでできた借金も債務整理できるの?

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債務整理は、どうしても借金を返すことができなくなってしまった時に有効な手段です。借金の額そのものを減らしたり、利息をカット、軽減したりすることができます。

しかし、事業の失敗や生活の困窮などの止むに止まれぬ事情ではなく、競馬やパチンコなどのギャンブルにつぎ込む資金として積み重ねてしまった借金においても、この救済方法を使って負担を軽減できるのでしょうか?

ギャンブルの借金も債務整理可能です

結論から言えば、ギャンブルが原因の借金においても、債務整理をすることは可能です。

債務整理には、任意整理民事再生による個人再生、自己破産といった選択肢があります。
状況によっては利用できない手段もありますが、
ギャンブルなどの浪費が原因の借金であっても、別段に問題なく手続きを進めることができます。

基本的にどのような理由の借金でも、債務整理をすることができるのです。

債務整理の方法別・ギャンブルの借金の返し方

それでは、ギャンブルの借金はそれぞれの債務整理の方法でどのように減らしていくのでしょうか。それぞれの場合をご説明します。

任意整理の場合

任意整理をすることで、過払い金の請求と利息のカットができます。
まず、法定金利を超過して支払った利息、いわゆる過払い金を返還してもらうことが可能です。
ですが、最近ではよほどの場合でない限り、請求される利息は法定金利に収まっているでしょう。

また、任意整理によって、以降にかかる利息を免除してもらうこともできます。
支払うのは元本分のみになるので、返済の負担は確実に軽減します。裁判所による審理などを必要としない、直接の交渉になるので、比較的容易で素早く手続きを進められるのも特徴です。

民事再生法の場合

民事再生法を利用して借金を減らすという方法もあります。

この場合、借金の2割(最低100万円)に相当する額を3年間で分割返済する計画を立て、計画通りに返済することで、残りの借金を免除してもらうことができます。
借金がギャンブルによるものでも、ほぼ間違いなく適用することができます。

ただし、裁判所への申し立てが必要で、手続きがやや難しい債務整理です。

自己破産の場合

自己破産の手続きをすると、借金はすべて免責されます。
しかし、同時に自分の持つ財産はほぼすべて、持ち家の場合、それも含めて差し押さえられます。
債務整理の中でも、本当に最後の手段といえるものです。

ただし、注意しておく必要がある点は、ギャンブルによる借金の場合、破産法252条1項4号の「浪費または賭博その他の射幸行為」に該当し、免責が許可されない場合があることです。
こういった理由からも、まずはその他の債務整理から検討していったほうがよいでしょう。

ギャンブル絡みの債務整理も相談してみましょう

このように、ギャンブルによって作ってしまった借金でも、債務整理することは可能です。

債務整理にはいくつかの方法が存在していて、それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の場合にはどうするのが一番よいのか考える必要があります。
困ったときには、一人で抱え込まずに、弁護士や行政書士に相談するのがよいでしょう。
この記事を書いた人
西陣織          専属ライター

性別:?
出身地:東京のどこか
趣味:映画とか読書とか

コラムばっか書いているライターです。
趣味はインドアだけど妄想だけでどこでも飛んでいける自信があります。 人生頑張ります。よろしくお願いします。

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