返還請求はさまざまな融資に行うことができます

過払い金の返還請求とは消費者金融などのキャッシング業者のみを対象にしていると考えている方もいるようですが、実際にはそれ以外にも融資であればどのようなものにも過払い金の返還請求を行うことが出来ます。
たとえば、キャッシング以外によく利用される融資としてクレジットカードなどがありますが、こちらの場合でも法定金利を超える金額で融資が行われていた場合には過払い金の返還請求が可能となります。
クレジットカードでは実際に現金を手にとることがないので融資と考えていない方も多いようですが、信用取引というれっきとした融資の一つなので過払い金には注意が必要なのです。

キャッシングやクレジット以外に質屋でも過払い金の発生が認められることを忘れてはいけません。
質屋においても金銭の貸し借りが行われているので利息制限法が適用されるものと考えられます。
この利息制限法とは融資の際には上限20％の金利しか設けてはいけないというもので、違反した業者には厳しい刑事罰則が処されるように法律で定められています。
ただし、質屋業においては出資法の特例において年109.5％までの高金利が認められているので、たとえ利息制限法を超える金利で融資を行っていたとしても刑事罰則を与えることはできません。
しかし、過払い金の発生につきましては利息制限法の適用が考えられるので、質屋からの高い金利に苦しんでいる方は一度弁護士などに相談してみることをおすすめしています。