返済生活からの脱出？夜逃げで債務から逃げ切れるか

夜逃げも一般的にはネガティブなイメージはありますが、夜逃げすること自体は違法とはならないので捕まっても逮捕されるということはありません。
金融業でもまともな業者や銀行であるなら、たとえ夜逃げがバレてしまっても暴力などのひどい報復を受けることはありません。
最も危険なのはヤミ金業者などの違法業者です。もし逃げたことがバレてしまった場合は間違いなく酷い目に遭わされてしまうでしょう。いくらお金に困っても違法な貸付を行っている業者には関わらない方が賢明です。
もし違法業者と契約してしまったら間違っても良い結果になる事はほぼ無いと言えるでしょう。

その1・行動編
夜逃げでは慎重に且つあらゆる事に注意深く行動をする事が肝要です。まず周りの人に絶対に気取られないようにしなければなりません。常に平常心を保ち人目のある所ではいつもと違う行動をしていると思われてはならないのです。
お別れの挨拶をするなどもっての他です。 夜逃げの準備は音も無く行動するくらいの心掛けで行いましょう。

その2・荷物編
荷物は最低限の物だけを持って行く事を心掛けましょう。夜逃げは逃亡生活と一緒です。家具などの他の日用品をカバンに詰めて持って行く余裕などありません。持って行くものは貴重品と代えの衣服などの身近なものに絞るようにし、 その他必要なものは行き先で揃える方法を取るのがお勧めです。

その3・出発編
ドラマなどのフィクションで夜逃げは真夜中に行うのがよくあるパターンですが夜中に家を出る方がかえって目立ちますし、そんな時間帯に外にいる方が妙だと思われる事必至です。
ではいつ出るのが一番良いのかと言うとそれは 夕方頃です。買い物どきなど人がよく外へ外出する時間帯に家を出れば誰にも怪しまれずに逃げ出すことができるというわけです。

さてここまで夜逃げについて解説をしてきましたが、実のところ借金から逃れる方法としては夜逃げはほぼ意味がありません。
借金の返済で困った時に一番有効な方法はすぐに法律専門家に債務整理の相談をしに行くことです。
借金から逃れる術としての認識も受けていますが、実際のところ本人が催促から逃げ出しただけで借金が無くなったわけではありません。
逃げた分だけ債務が更に膨らむだけです。その上家族や知人にも迷惑がかかります。反対に債務整理を行うことで 借金の一部を無くし負担を軽くすることができます。
債務が残ったまま増えていくか減らした上で返済していくか、どちらが負担が多いかと言えば間違いなく債務を残したまま逃げる方ですよね。無理な返済の事で悩む前に弁護士などの専門家へ相談しに行きましょう。